+や-のような二引数演算子に限っては、fun x y -> x + yなどのかわりに(+)のように略すこともできます。
# f (+) ;;
- : int = 589
# f (-) ;;
- : int = 329
マニュアルで+や-などが
val (+) : int -> int -> int
val (-) : int -> int -> int
のような形で載っているのは、これと同じ書き方を使っているわけです。
ただし特別な場合として、*に括弧をつけるときだけは前後に空白が必要です。 (*はコメントの始まりを、*)はコメントの終わりを表すためです。
# f ( * ) ;;
- : int = 1177848
このことを忘れると、よくわからないエラーが出てしまいます。
# f (*) ;;
Characters 2-5:
Warning: this is the start of a comment.
f (*) ;;
^^^
* *) ;;
- : (int -> int -> int) -> int = <fun>