MLには様々な実装や変種がありますが、現在の主流はObjective Caml、省略してOCaml(オーキャムル)です。英語ならhttp://caml.inria.fr/index.en.html、日本語がよければhttp://ocaml.jp/に情報があります。
ソースコードやWindows, RedHat Linux, Mac OS Xのパッケージはhttp://caml.inria.fr/download.en.htmlからダウンロードできます。また、Debian GNU/LinuxではOCamlのパッケージが標準で配布されています。もしソースコードからインストールする必要があっても、ほとんどのUNIXならダウンロード・展開して「./configure」「make world.opt」「make install」だけでOKです。
インストールができたら、ocamlというコマンドを実行すると
> ocaml
Objective Caml version
3.08.2
#
のようなメッセージが表示されるはずです(バージョン番号などは環境によります)。そこで、おもむろに「123 + 456 ;;」と打ってリターンキーを押すと
# 123 + 456 ;;
- : int = 579
#
のように答え579が出てきます。これでOCamlのインストールはとりあえず成功です。
ちなみに、ダイナミックリンクやグラフィックスなど、やや特殊な拡張機能もチェックしておきたければ
# #load "graphics.cma" ;;
# Graphics.open_graph "" ;;
- : unit = ()
# Graphics.draw_circle 100 100 50 ;;
- : unit = ()
#
と実行してみてください(#loadの#も打つのを忘れないでください)。別のウィンドウが開いて、左下に小さな円が出てくればOKです。インストールの方法によっては駄目かもしれませんが、すぐに差し支えはないので、あまり気にしなくて構いません。